2013年6月19日水曜日

「谷間の真珠」、オビドス ~('13年1月)ポルトガル

カルダス・デ・ライーニャの朝市を出て、オビドスに向かいます。

オビドスは、リスボンからバスで1時間10分ほど、中世の城壁に囲まれた小さな田舎街です。
欧米の観光客にすごく人気があるらしい。
「確かに!」と思いました。ポルトガルで訪れた街では一番よかったなあ。


城壁の入り口、ポルタ・ダ・ヴィラのアズレージョ。
みんな一斉に写真を撮る撮る(笑)。



これが、バスで近づいていったときのオビドスの街の全景。

この街の起源はB.C.300年頃にさかのぼるのですが、有名なのは、13世紀に当時の王様とお妃(イザベル王妃)が婚礼旅行で訪れ、王様が「結婚祝い」として王妃に街ごとプレゼントした、という話でしょう。

それ以来、王妃の直轄地となって受け継がれたそうです。


駐車場のそばに、いきなりちょっとした(でも、レベルの高い)お土産物があって、テンションが上がる!(笑)


ぐんぐん晴れてきます。


城門を外から見たところ。

バカンスのシーズンは、さまざまな国の観光客で混みあうそうです。しかし、このとき(1月)はひっそりしていました。私たちともう一グループの日本人観光客だけ。

えーえー、分かります。クロアチアもそうでした! 欧州の人はこんな真冬に長い休暇を取ったりしないんですよ、多分。こういう時期に訪れるのは、飛行機代が安くなるアジアの観光客。


もう一枚、アズレージョの写真。
今回の旅行で一番の見所なので、写真が多いです。


城門からまっすぐ伸びるメインストリート。
細長い街の真ん中を走っています。迷いようがない!

ご覧のとおり、閑散としています。
ここに六十人(推定)の日本人が放たれると……そう、まるで日本の街のように(笑)。


まあ、自分も日本人なのだからしょうがありません。

これは、この地方の有名なお土産、アルコール度数の強いさくらんぼのお酒ジンジャ。またはジンジーニャ。チョコレートカップに注いでくれて、1ユーロ。(私も後で飲んでみました。チョコが甘くてちょうどいい)


ガイドさんに連れられて街の通りを歩いていると、すてきな花瓶が!
(後で戻ってきて、右の花瓶を買いました。ポルトガルのお土産一覧に書いたけど、お買い得のお店でした♪ 左の飾り皿も可愛かったなあ)


ちょうど街の真ん中あたりにあるサンタ・マリア教会。ここを目印に再集合で、自由時間になります。
ガイドさんの采配で、カルダス・デ・ライーニャを短めにしたので、1時間半ちょいくらい自由時間がありました。わーい!


でも、一応、みんなでぞろぞろと街の端っこまで行ってみた。

「ポサーダ」という、古城や修道院などの中などに作られたポルトガル国営のホテルがあります。
オビドスのポサーダは15世紀の城を改装したもの。
この塔も施設の一部だと思う……違うかな……。


ポサーダの入り口を覗いてみました。
こじんまりした作りだけど、歴代の王妃も泊まったのかなー(?)と思ったり……。


ポサーダの入り口から街を振り返る。


横から、城壁の上に上がれます。


眺めがいい!
畑ばっかりです。のどかな景色。

街の方角を眺めたところ。

白い壁がきれいです。

一旦城壁を降りて、街の中を散歩します。

う~~ん、どこも絵になる! 春や夏だと街中に花が咲いていて、もっと綺麗らしいんですが(別の方の旅行写真で見ました。く~~いいな)


メインストリートから離れると、人が全然いない。

西側の城壁の外に出てみました。
荒れている~。


何箇所か、城壁に上がれる場所があります。
先ほど通った、ポルタ・ダ・ヴィラ(左の門)のすぐ横にも階段が。


登っていくと、少しずつ眺望が開けてくる。
(右に見えるのがメインストリート)


登りながらときどき後ろを振り返るのが楽しいです。
ちなみに、城壁は手すりなどは何もなし。


城壁の端っこからの眺め。
あ、すこし雲が出てきました。


街のほうを振り返るとこんな感じです。
だいぶ雲が出てきてしまった。


滑って落ちたら自己責任の城壁。
まあ、結構、幅があるので大丈夫そうですが。


城壁の端っこ(日本の城でいう櫓?)を見たところ。
あの上にも登れるんですが、やっぱり手すりはないので、高所恐怖症だとすこしこわいかも。


ここで、自由時間の残りが30分~40分ほどになってしまいました。

というわけで、旦那とは別行動!
私はメインストリートにお土産を買いに、旦那は城壁一周に(!)出かけました。
(早足で、ちゃんと一周できたそうです。ツアーの中ではあと一人、男の方がお土産物屋には目もくれず、一緒に城壁一周をしていたそうです)


先ほどのサンタ・マリア教会で集合して、すぐ側のレストランでお昼ごはん。コーンスープが普通の味だけどおいしい。


あさりと豚肉を炒めて、揚げたじゃがいもとつけあわせた料理。
美味しかった!


デザートはぶどうが出ました。嬉しい~! フルーツ大好き!

この後は、(何しろまだお昼すぎですから時間はある)、大陸最西端、ロカ岬に向かいます。
続きます! →「ユーラシア大陸の地の果て、ロカ岬」 全体の目次はこちら。

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