3泊4日で実質2日間、北京近郊の有名な世界遺産を駆け足に回りました。
北京はとにかくだだっ広い! 台北や香港のような小さい街ではないので、個人で観光地を回るのは大変。だから、万里の長城、明の十三陵、頤(い)和園、故宮と景山公園、天壇公園、胡同(フートン)を一気に回れたのはとてもよかった。
ただ……今回は、お土産物屋が多くて長かった! 食事の量が少なかった! オプション観劇が(九寨溝・黄龍ツアーのチベット舞踏に比べると)かなりしょぼかった! など、やや、微妙な点のある旅行では、ありました(笑)。
また、最終日に大スモッグが発生し、帰りの飛行機が7時間遅れました……。
しかしそれらを除けば(?)、とにかく効率よく回れたので満足です。
北京には、金曜の夜に着きます。泊まったのは、シェラトン長城飯店。同じシェラトンの名を冠していても、九寨溝シェラトンとは何かが違います。ええ。でもあのときとは旅行代金も違うので、しょうがないです。
たとえば、浴室の壁が膨らんだのを補修したらしいのだが、白い接着剤がタイルの上にベタベタとこびり付いて残っている。そんなクオリティ。あとは、ドライヤーがコードのくるくるをきちんと伸ばさないと動かない、ベッドと青いソファの間が妙に狭くて通りづらい、など。
でも、天井にぐるりと照明があって、部屋が明るかった(写真では消えているけど)。これはパソコンを使うのに本当によかった。インターネットは有料でしたが。
翌日は6時モーニングコール、7時20分出発。
今回の旅行で、いちおうお腹いっぱい食べられるのが、このバイキングの朝食。
まず西太后が再建した、人口の池もある大庭園、頤和園(いわえん)に向かった。
冬の北京は寒い!!
と、聞いていたので、ヒートテックを上も下も着込み、毛糸の帽子をかぶり、カイロをいっぱい持って行きました。
カイロは両足の靴の中に一個ずつ入れたので、足元ほかほか。
でも、この日は朝から陽が射し、十分耐えられる寒さでした。
前日に雪が降ったので、頤和園の入口にもうっすら積もっています。
北京の冬の天気は、
雪(大気中のちりが落ちて空気がキレイになる) → 翌日晴れる → 二日目だんだん曇りだす → 三日目スモッグ → また雪 → 以下繰り返し
ではないかと思います。ガイドのお姉さんもそんなことを言っていた。
仁寿殿に射しかかる朝日、このときは普通に「いい天気だな」としか思わなかったけど、翌日、翌々日、北京でこんな青空はめずらしかったんだと気がつく。
北京のその他の観光スポットと同じように、頤和園もひたすら広い。
すべて見てまわると一日あっても足りない。それで滞在時間が60分しかないのだから(実際は、40分で切り上げられて、お土産物屋に連れていかれた。ぜーんぶ時間を計ってるから、あとで表にまとめるぞ!)かなりの早足になる。
一番の見所、昆明海(人工の巨大な池)に面した長廊。
でも、一眼レフでじっくり写真を撮る時間はないー!
長廊の途中にある八角形の亭。極彩色の彩色が美しい。
全部で四つあるらしいが、たぶん一番最初の「留佳亭」でUターン。
『三国志』『水滸伝』などの歴史画も描かれているはずだが、よく分からなかった。
長廊の横には、茫洋とした昆明池が広がっている。
なんて綺麗な空!
せっかく早起きしたんだから、ここでもっとゆっくりしたかった……。
長廊を外側から眺める。
鴨が泳いできた。
池に沿って回り、頤和園のシンボル、仏香閣(写真中央。もちろん行っていない)が見える位置までやってきた。これでもまだ奥の方は全然見えていない。
夏は、手前に蓮がいっぱい茂って美しいらしい。
このスケール、さすがは西太后。日清戦争の直前(1888年)に中国海軍15年分の経費を使って再建したとか。
名残り惜しく頤和園を後にし、ショッピングに拉致される。
四川省の成都でも訪れたラテックス寝具店。これ多分、中国全土、いや東南アジアのどのツアーでも連れて行かれるんだろうな(笑)。
パンフレットには「約頤和園(60分)」「ショッピング(約40分)」と書いてあったけど、完全に逆だった。「頤和園(40分)」「ショッピング(60分)」だった。というより、これ以降、ほぼすべての観光地で、観光とショッピングの時間配分は逆だった。
まあ、こうしたショッピングで買い物してくれる方がいるからこそ、旅行会社にバックマージンが入り、結局は安いツアーに参加できるのです。でも、パンフレットの時間割に嘘をつくのは良くないよね……ブツブツ。
バスに乗って、明の十三陵に着いた。
明の十三陵は、観光時間が少々短くても(60分が50分に短縮)、個人的にはまあいいかという感じだった。ただ、両側にさまざまな神獣像が並ぶ「神道」に行けなかったのは残念……。
地下宮殿、殺風景であんまり面白くない……(スミマセン)。
お墓にはどんなご利益を求めてか、お金が散らばっていた。
次の記事は、万里の長城「八達嶺長城」です。
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