ポルトガル発祥の地で、ポルトガル第二の都市。でも、最近はリスボン郊外のベッドタウンほうが人口が多いと現地のガイドさんに聞きました。
ところで、ポルトガルを旅する間、うすうす感じていたのは、ポルトガル自体が、首都のリスボンでさえも、人口五億人の大きな国「ヨーロッパ」の地方都市なのではないか? ということです(笑)。
いやー、ごめんなさい。ポルトガルは歴史と文化のあるユニークな国です。「地方都市」は必ずしも悪い意味じゃないのです。ただ「ポルトガルにいる」というよりは、「ヨーロッパの一部のポルトガルにいる」と感じただけで……。EU圏の人たちだって、国境を越えるのに外国に行くという大仰な感覚は、もう無いんじゃないですか? つまり、世界は急速にひとつになりつつある……とくに経済は、そして人の心は……。
でも、そういえばクロアチアでは、こんなに強く「ヨーロッパの一部」という感じはしませんでした。もと共産圏だし、通貨もユーロではなかったからでしょうか。グローバル化の波に完全に洗われる前という感じがしました(本当のところは知りませんが!)
ヨーロッパの辺境で、世界の未来に思いを馳せてしまいました……(遠い目)。
ポルトも路面電車が走ってるんですね。
少し晴れてきたかも?!
エンリケ航海王子広場は、銅像の王子の頭にカモメが止まってます。
ポルトでは、サン・フランシスコ教会と、川べりのポートワイン工場と、サン・ベント駅を見ました。
あと、行ってみたかったのは、「世界の素敵な書店ベスト10」に登場する本屋(レロ・イ・イルマオン)ですが、30人からのツアーじゃ絶対行かないところですね……大人数のツアーについては次に詳しく書いてみたいと思います!
そして、この教会は内部撮影禁止でした。絵葉書を撮ってみます。
あらゆる壁面が、こんな金泥細工で金ピカに飾られていました。
有名なのが、写真右側の「ジェッセの家系図」。キリストの系図です。ご先祖様たちが、公園の遊具にわらわら群がっている幼稚園児みたいです。
サン・フランシスコ教会の対岸に来ました。このあたりはワイナリー街。
右手の橋がドン・ルイス一世橋。ちょっと上がってみたかったけど、30人からのツアーじゃ……(以下略)
カモメも夕暮れを眺めてます。
多分定番コースであろう、サンデマンのワイナリー。
前方にやはり日本人ツアーがいて、薄暗く湿った倉庫の中を歩きながら、ときどき待たされました。クロアチアのときも感じたけど、オフシーズンに大挙して訪れる観光客は日本人だけ! なぜかって、もちろんオフシーズンは旅行代金が安いから!(笑)
ワインはあとどれくらい残っているか、それぞれ樽の黒板に書いておきます。
金魚がいる水槽。倉庫に湿気をもたらすために、所々に作られています。
最後にポートワインを試飲。甘ーーーい!
外に出ると、ドウロ川の対岸に明かりが灯りはじめていました。
恋人たちも語らう街角。
バスで通ってきたサン・フランシスコ教会周辺の旧市街は、工事中で道が狭く、店もあまり開いていなくて、寂しい感じでした。
空が青い時刻に、サン・ベント駅に到着。
さすがに混雑しています。まあ、東京の駅を見慣れた目にはまったくもって大したことはないですが、一応スリには気をつけてみます。
駅の周辺ですが、何となく照明が暗いです。日本が明るすぎるのか。
駅舎に入ると、優美なホワイトの天井!
この駅は修道院の跡地に建てられ、ポルトの歴史が描かれたアズレージョで有名なのです。
いろいろ歴史的場面を説明してくれたけど、忘れてしまいましたよっと……。
この時計の下では、若いカップルが日本人観光客の群れなど目もくれず、ずーっといちゃいちゃしてました。
空が見えて、開放感のあるプラットフォーム。
駅から少し離れたところに、鷲のマークのマクドナルド。
前述の「天使の階段」がある本屋や、ガイドブックに載っている土産物屋など、夕食の後にタクシーで行こうかとも思ったけど、営業時間は19時から20時ごろまで。添乗員さんも20時を過ぎると飲食店以外で開いている店はまずないとのこと。ガーン。
店が少なくて街が暗かったり、人の少なさとか、サーヴィスとか、全体にあまり資本主義っぽくない感じがします(笑)。
ホテルは、「トゥエラ ポルト(TUERA PORTO)」というところ。ごく普通のビジネスホテルで、可もなく不可もなしという感じでした。ここに2連泊です。近所にスーパーの入ったショッピングモールがありますが、スーパーはまあいいとして、ショッピングモールは人が少なくて、店の品揃えも……うーん、活気があるとは言いがたい。郊外だからかなあ?
実はこのホテルには、別の日本人ツアー客30人も泊まっていたのでした。
つまり私たちと合わせて60人! 時間に正確な日本人が60人!(しかもその翌日は90人になった)
次の記事は、朝食の取り合い合戦です(……)。
続きます! →「雨降るサンティアゴ・デ・コンポステーラ」
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