2013年3月20日水曜日

雨降るサンティアゴ・デ・コンポステーラ 〜('13年1月)スペイン

ポルトに泊まった翌朝、スペインの世界遺産、サンティアゴ・デ・コンポステーラに向かいます。最初のスペイン旅行ではなかなか訪れない辺鄙な場所(スペインの北西端)にあるため、ここに行きたくてツアーに参加したという方もいました。



町の古い薬局。聖サンチャゴの教会とは関係なし。しかし、ハリー・ポッターに出てきそうな天井です

この日は朝から曇り。東京と埼玉の県境くらいの感覚の国境を越えると、かなり本格的な雨が降り出しました。

まずは、巡礼者が町の手前までたどり着いて喜びの声を上げた、「歓喜の丘」へ。
……ええ、この天候でここに来るのは、予め予定が決まっている日本人団体客だけです(笑)!



見渡す限り緑の丘に、巡礼者の銅像が立っています。
私はカメラを濡らすのをおそれて、撮影拒否(これは旦那の写真)。
全員、雨と風に吹き散らされるようにしながら、早々にバスに退散しました。

町に入って、まずは腹ごなしをします。ホッ!


前菜のパイのようなもの。


豚肉にタレがかかっている。じゃがいもは、インカのめざめみたいな色。おかわりできる。


サンチャゴ・デ・コンポステーラ銘菓、というアーモンドケーキが美味しかった。もう一切れ食べたい!

カテドラルを遠くから眺める公園(エラドゥーラ公園?)に登ります。


これはレストランの外。


公園からの眺め。んー、一応雨は降っていないけど……。


おばあさんとお姉さん、というには、ほうれい線が微妙な女性の像。

現地ガイドさんに説明を聞いたはずだけど、忘れてしまった(そればっかり)。


いよいよ町の中に入って、細い道をカテドラルに近づいていきます。


これが一番上の写真の古い薬局。19世紀からってことでしょうか……?


十字架の模様が入った、アーモンドケーキ。昼間食べたものと同じでしょうね。
タルタ・デ・サンティアゴというらしいです。



どのあたりか忘れたけど、乞食のお兄さんもいます……。
あれも何かの修行なのだろうか? ずいぶん荒んだ顔をしていたけど。


「これはちょっと珍しい、木でできた家です」と現地ガイドさんが話しているけど、そんなの日本では珍しくも何ともない……。でも、確かにヨーロッパでは少ないのかも。

現地ガイドさんがいると、地球の歩き方に載っていない店や、ちょっとした話を教えてくれるので楽しい。しかし、話はすぐ忘れてしまうのだ。今度から、デジタルメモ帳でも使うかな。こうして旅にデジタル製品が増えていく……。


このカフェも古くからあり、有名です、とのこと。


窓際に人が全然いなかったので(多分雨のオフシーズンだから)撮ってみた。
確かにクラシックで素敵!


巡礼者たちは風呂にも入らず長期間旅して、とても臭かったので、カテドラルの中には巨大な香炉が吊り下げられているそうだ。それと同じようなものが飾ってある。

他には、ホタテが聖サンチャゴを識別する持ち物なので、ホタテ型のお土産物が多かった。


ここまでかろうじて曇り空か、降っても小雨ですんでいましたが……。


カテドラルの東側、キンターナ広場(上記)に着いたところで、どしゃぶりの雨が!
やむをえず、お土産物屋さんのある軒先で雨宿りします。


広場の東側にあるのは、修道院の建物と聞きました。(今は違うのかな?)


軒先からカテドラルの裏側を眺めたところ。
やっと小ぶりになってきたので、先に進みます。


これも広場の西側、カテドラルの裏にある「免罪の門」。
七年に一度だけ門が開くそうですが、その年は盛大なお祭りがあるそうです。


「免罪の門」の真上に立つのは?


このすり減った路面の道が、本来の巡礼の道らしいです。それをほんのちょっと歩いて、


カテドラル正面のオブラドイロ広場に出ました。
観光客用の列車ふうの白い自動車が暇そうにしています。


広場の右側は昔は病院で、今はホテルになっています。
この後の自由行動で、添乗員さんはここでお茶を飲んでいたそうで、それもいいな(笑)


どうせきれいに撮れないだろうって適当に写したカテドラル。青空が欲しーーい!


カテドラルは団体客は入れません。それでオブラドイロ広場で一旦解散、別行動でカテドラルを見学します。わーい!

しかし、ここはキリスト教世界の三大聖地。私たちは伊勢神宮を大勢で訪れた外国人観光客みたいなもの。信仰深い方の気持ちを逆なでしないよう、神妙な、敬虔な面持ちで内部を見学。

やっぱり写真撮影はできないので、ポストカードを買いました。



祭壇の左右から、半地下に降りていくことができる場所がある。クッションの上に膝をついて礼拝できるようになってます。たぶん棺とかが置いてあったんじゃないかな(うろ覚え)

それと、決まった時間に、祭壇に向かって右側の奥に並ぶと、祭壇の裏側にひとりずつ入って、聖サンチャゴの像に後ろから抱きついて、願い事をすることができます。

右側のポストカードで、赤い矢印をつけていたのがその聖サンチャゴ像。ここに後ろから抱きつくわけです。たぶん、前から見ると、観光客の両手がにょっきり見えるんじゃないかな。かなり面白かったです。オススメ。


それと、教会内にあるミュージアムショップで、美しいクリスマスカードをチョイス。

表面はエンボス加工で、金色がふんだんに使われている。大きいものが一枚2.5ユーロ、小さいもの(右上の色違い二つ)が確か2.1ユーロで、かなり安い。今年は誰かにクリスマスカードを送りたい(?)。

これで、サンチャゴ・デ・コンポステーラはおしまい。ポルトガルのポルトに戻ります。

ひとつ言えることは、今日のように自由行動があると、阪○旅行社さんのツアーの人たちは、「ぜったい集合時間に遅れない」ということ。(皆、大人数のツアーがどういうものかよく分かっている!)
続きます! →「コインブラ大学のジョアニア図書館」

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