2016年7月9日土曜日

ハロン湾とハノイ (5)三日目、市内観光

ハロン湾の朝、海岸を散歩しようと思ったのですが、朝食を食べ終わったら雷の音が聞こえ始めたので、スコールが来るんじゃないかと思って、帰ってきました。だってこんな天気なんだもの↓



海上にはたくさん漁船(?)が浮いてました。


おそろしげな空の下、バスに乗ってハノイに帰ります。
しばらくすると、案の定、スコールに!


バスの中なので、あまり伝わらないかもしれませんが。

またトイレ休憩に、大きなお土産物屋さんに寄りました。

今回のお土産物屋さんでは、ちょっとだけ宝石の原石を見かけました。
ベトナムはコーヒー(輸出世界一)、こしょうが有名ですが、宝石類もかなり重要な産業なのです。

スタールビーやアクアマリンなどの原石、それと、黒いテクタイト(隕石)が証明書付きで売られていました。手のひらで握るくらいのもので、一万円ちょっと。


ハノイに近づくと、雨が止んできました。


ところで、ベトナムは、ウナギの寝床のような細長いビルが多かったです。
田舎にあるビルも、建物正面だけはフレンチ・コロニアル風の柱やテラスを持っています。

建物はそういう風に作るものだ、という暗黙の決まりがあるんでしょうか(本当に新しいオフィスビルやショッピングセンターなどは違いますが)



水田に牛や水牛が置物のようにじっと立っていたり、白いアヒルが池にいっぱいいたりしてのどかな風景を眺めながら、ハノイに向かいます。

水牛はほとんど肉をとるために飼育されているそうです。


三時間くらいしてハノイに帰り着くと、すぐにお昼ごはん。
フレンチ風ベトナム料理をいただきます。
このレストランは、昨日の謎の夕食と違って、とても上品なレストランでした!


ライムジュースとパッションジュース。
とくにパッションが美味しかった! ほんとに果実を絞って作ってる感じです。
(だから少しぬるい)日本ではパッションフルーツってあまり売られていないし、うれしい。
ライムもさっぱり冷たくてよかったです。

あつあつのパンは好きなだけ食べることができます。
まずは、とろみのあるかぼちゃのスープ。


メインは、豚肉と鶏肉から選ぶことができました。
四角い皿に、何かちょいちょいと盛り付けられてきます。



これは豚肉。十分、お腹いっぱいになりました。
サラダは春巻きふうになって出てくるので、崩して食べるかそのまま一口で食べるか悩むところ。


そしてデザートとコーヒー、紅茶。
コーヒーはおかわりして飲むことができ、良心的。
デザートは、クレープの中にチョコレートと生のマンゴーが入っているもの。
この季節ならではです。

またバスに乗り、レーニン像のある公園などを通り過ぎて、ホーチミン廟に向かいます。
雨が止んでだんだん晴れてきます。
すっごく蒸し暑い。

道端の木にジャックフルーツがなっていてびっくり。


ホーチミン廟内部の見学は、午前中だけなので、外から見るだけです。



ホーチミンの遺体はソ連の冷凍専門家によって処理され、ここに安置されています。

(次に来たら寄ってみたいです! ちょっと怖いけど)



広々とした芝生の先には、国会議事堂が見えます。



衛兵さんがいて、交代式もあります。

いい天気になってきました。暑い。この湿気……たまらん。



五千ドン紙幣に描かれている、一柱寺(いっちゅうじ)。

李朝の王様が、蓮の上に立つ観音菩薩の夢を見て、子どもが授かったので、建てたお寺だそうです。一本の柱(現在はコンクリ製)で支えられています。




小銭をおさい銭箱に入れてみました。

二万ドン(100円)以下はチップにはしないでください(少なすぎて失礼だから)、と言われていたので、小銭札はけっこうありました。



小さなお堂に、観音像が安置されています。


続いて、タンロン遺跡(旧ハノイ城跡)。
1~19世紀に栄えたベトナム王朝の城があった場所。



ベトナムの世界遺産は、八箇所あるそうです。

中部、北部ばかりですね。南部のホーチミンは経済の都市です。


小さなプルメリアの花。


この実は食べられるそうで、一粒、二粒食べてみました。トロピカルな味。



そういえば、城址の前で地元の大学の卒業生たちがアルバム用の写真を撮っていました。
帽子を放り投げて歓声を上げたりして。


門をくぐると、出土現場の保存。

遺跡以外の建物が、西欧っぽいです。




盆栽、というより単なる鉢植えの中庭。


ベトナムの盆栽はすごく大きいんです!
暑いから育ってしまうんでしょうね。



遺跡内から出土した遺物の資料館。アヒル?



竜の手すりの階段、敬天殿。
王様に謁見するときに使ったそうです。



やっぱり中国の影響があります。

このすぐ裏側の建物の地下に、D-67というベトナム戦争で使われた通路や地下室が残されています。わくわく


それにしても暑い。


何でもないのに絵になる廊下。


地下に降りていくと、とっても涼しい!
ティエンクン洞窟とは大違いだ!!
天然の冷蔵庫です。


当時の通信装置、作戦会議室などの展示があります。


「アメリカとフランスに勝った」ということは、ベトナム人の誇りなんですね。
とくに、アメリカに勝ったのは大きいですよね!


外に出ると、大きなライムみたいな実、これは何でしょうか?


そろそろ、暑くてぐったりしてきたので、「シルクの店に寄ります」と言われて、ほっとする私たち。

文廟の隣にある「ココシルク」というガイドブックにも載っているお店です。
三階建てで、シルクの小物、スカーフ、バッグ、洋服、いろいろありました(私は買わなかったけど、いいものが揃っていました)。
しかも、お茶も出してもらったので、ゆっくりできました、ありがたいわ~~。



一休みした後は、市内観光の続き。すぐお隣にある文廟の入り口に歩いていきます。


次の記事は、三日目、水上人形劇とチャー・カーの晩ごはん。
ハノイ旅行のもくじはこちらです。


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