らくだに乗るため少し早起きしたので、一日が長い。
でも、スヴェイトラからケロアンまで、遠い遠い。
この日は(も?)ずーっとバスに乗っていた。
ケロアン(カイルアン)は、昔のアラブ王朝の首都で、イスラームの聖地。
イスラムの世界では、メッカ、メディナ、イェルサレム、ケロアンと、なんと四番目の重要度。
ここのグランド・モスクは、異教徒でも中庭まで入れる。
が……なにぶんスヴェイトラから遠いので、着いたのは夕方日が落ちる直前。
このツアーで唯一、連れていかれた絨毯屋さんの屋上から。
左手に見える塔が、グランド・モスクのミナレット。
つまり、モスクのすぐ近くに店があるわけ。
塔だけ拡大。
緑色の装飾が施された丸屋根。
遠くにモスクを囲む旧市街の壁が見える。
ひとしきり写真を撮ると、1階に降りて、ミントティーが供され、絨毯ショーが始まる!(ケロアンは絨毯で有名) 英語の話せる陽気で押しの強いリーダー格のおじさんが、部下のアラブ人男たちに次々と絨毯を広げさせる。
ほーれほーれ。
質はよさそうなんだけど、
何しろ玄関マットくらいのサイズで4万円とか5万円とかする。
(色や柄にもよるけど。キリムもあった。)
交渉すれば1/2~2/3くらいになるかもしれないが…。
6か月に1枚しか作れない……と聞くと貴重な気もするが、何もかもを疑うことを商売にしている連れは、「毎日1時間ずつ作業して6カ月かかるのかもね」と取り合わない。「空飛ぶカーペットがあれば買うけど」などと言いだす。
そんな連れといるおかげで、小さいサイズにちょっぴり心ひかれていた私も何も買わずにすんだ。
きっと、飛行機で一緒だった40人くらいの日本人ツアー客(年配の方多め)なら、高価なものが数枚は売れていたんだろう……。しょうがないよね。
ケロアンのホテルは、ホテル・アミーナ(AMINA)。
4泊のうちで、一番古っぽかったけど、普通かな。
エアコンも効いたし、お湯も出たし。
食堂はうすら寒く閑散としている…。
野菜のスープ。
これはチュニジアン・サラダ。
じゃがいも、トマト、野菜のペースト状のもの?、
ゆで卵、魚(ツナの場合も)、にんじんなど + オリーブオイル。
ゆで卵、魚(ツナの場合も)、にんじんなど + オリーブオイル。
ハリッサ(オリーブオイルで伸ばす)。あと、オリーブの実。
ハリッサはフランスパンにつけて食べる。
毎食なので、辛さにも皆慣れてきて普通につけて食べる。
韓国でどんな料理でも出てくるキムチのようなものかな。
チキン。カレーあじ。
朝撮ったHOTEL AMINA。老舗?
朝ごはん。ダノンみたいなヨーグルトや三角チーズがあったので満足。
コーヒーはなくショコラの粉+ホットミルクで溶かす。
ぱりぱりのクロワッサンが美味しい。
まず、ケロアンの貯水池を見に行く。
9世紀、この都市が首都として栄えていた時代の最先端技術。
これが14個あった。水道、浄水のしくみもあった。
この建物にお土産物屋があったけど、
2階のほうが1階より高かったですよ。
続いて、シディ・サハブ霊廟へ。
ムハンマドの友だちの一人(アブ・ザマ・エル・ヴェラウィという人)が眠るお墓。
綺麗に装飾されている。
この人は、預言者の専属の床屋でもあったらしい。
生前はモハメッドのあごひげを持ち歩いていたらしい。
床屋さんかぁ…と思う。
天井のしっくいが細かくてキレイ!
モスクは外から見ると殺風景だけど、中は飾ってもいいらしい。特に、こういう霊廟ではきれいに飾り立てていいようだ。
礼拝所。メッカの方角に階段がある。
イスラム教のお祈りは、1日に5回ある。それぞれ時間指定あり。
(「日の出1時間半前から日の出10分前までに行う早朝の祈り」などなど)
なので、最近はモスクも日の出・日の入がデジタルで表示されているらしい。
次の記事は、ケロアンのモスクと旧市街 です。
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