二日目は、北京市内の観光地を回る。
まずは、天壇公園。………じゃなくて、ショッピング。またパンフレット40分のところ60分拘束。7:30にホテルを出たけど、9:15分にようやく天壇公園についた!
二日前の降雪の効果がなくなって、朝から曇っている……。
天壇公園は、東京などというこじんまりした都市にはありえない大公園。273万平方メートルというと、東京ドームが4万6755平方メートルだから、何倍だろう?
長い回廊で大勢の人がトランプや麻雀をやっている。お年寄りは無料で入場できるので、地元の人の社交場になっている。ギャラリーがたくさんいる場所もある。
このゲームは何なのか分からなかった。
一番の見所「祈年殿」に近い東側でバスを降りたけど、それでも多少歩く。
ここで自由行動になる。
祈年殿は、明・清の皇帝が祭祀を行った神聖な場所。
三層の瑠璃瓦、堂々とした円形の建物。美しい〜〜!
祈年殿を背にして、広場を見たところ。まだ朝9時台なのに! 何この夕暮れのような曇り具合は……と思ったら、うわさの北京のスモッグだった。
祈年殿の内部。柱には一本々々意味があるらしいが……。
でも、観光はここまで。
天壇公園には、石や音が好きならたまらない特別なスポットがある。らしい。「回音石」=三つの石の決まった位置で手を叩けば、それぞれこだまが一回、二回、三回返ってくる、「太極石」=この石の上でささやくと声が周囲に反射してこだまする、「皇穹宇(こうきゅうう)」=音の反射を利用した特殊な作りになっている、など。
見た目は地味かもしれないけど、行ってみたかったのに〜〜〜〜〜! 自由時間で本気で走って行こうとしたけど、チケットが手元に無いので、ゲートを通ることができなかった。頤和園といい残念でならない。ショッピングの時間がなければ……。
これは祈年殿の背後にある皇乾殿。祭祀に用いる道具をしまっておく倉庫で「天庫」ともいうんだって。カッコいい名前。
天壇公園の観光時間は、パンフレット上60分→実際55分(トイレ休憩を含めれば大体60分)だった。
そして、またショッピング。今度もパンフレット40分のところ60分かかった(10:25〜11:25)。何の店だか覚えていない。
ようやく、天安門広場へ。
これは多分正陽門(前門)の横の通り。冬でも柳が青々している。
おお、天安門広場が見えてきた。
敷地に入るとき、空港のゲートのような簡単な荷物検査がある。
広ーい。歩いても歩いても、まだあんなに遠く……。
地図ではすぐに見えて、歩いてみるとものすごく遠いということが頻繁にあるのが中国、そして北京。王府井(天安門広場の隣の駅)も思ったより近くないのかもしれない。
ちなみに、この右手には国家博物館、左手には毛沢東記念堂などがあるが、当然そんなところに寄る時間は、ない。
国旗掲揚台の下で、プラスチックケースの中に入って直立不動の人形さんたち。
天安門広場の人民解放軍兵士は、皆、身長180センチ以上のエリートぞろい。地下道ですれ違ったけどもっと長身に感じた。190センチくらいあるんじゃないかな? 彼らの行進の後を観光客たちが遊びでついて行って写真を撮っていた。
天安門広場をくぐると、紫禁城つまり故宮に一直線!
次の記事は、「故宮の外朝と内廷」です。
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