窓の外は山また山。ときどきチベットの村。放牧されたヤク。
峠越えの展望台で。
雪を冠した山々は、高い山以外には名前がついていないんだって。
チベットでは、山の峠で祈祷文を書いた紙きれを風に飛ばしてお祈りするらしい。
黄龍に登る前に、初めての昼食。
出た! 連れから何度か聞いていた「中国のいなかのご飯」。
でも、連れは「美味しい」と言っていたし、私もスープ以外はまあまあだったと思う。スープはちょっと薄味すぎ? きのこを白湯で茹でただけ、という感じで味が全然しなかった。塩か醤油が欲しかった。皿のお肉はヤクかな、羊かな? 味はいいけど、骨が多い。
テーブルでは、昔の中国を旅行した人たちが、「醤油を入れたプラスチックのお魚の容器は、中国旅行では必需品だった」というような話をしていた。確かに、味つけに役立ちそう。
黄龍の入り口。中国人の観光客もいっぱい。
さらに少し歩いて、ロープウェー乗り場へ。
黄龍の地図を載せておきます。
この地図は、九寨溝のインフォメーションセンターに置いてあったもの。
ロープウェー(左下の「索道」という水色の線)から降りた後も、だいぶ歩くことが分かります。
これはロープウェーで景観を壊さないためだそうです。
ロープウェーはとても急で、これを登ってくれるのはありがたいんだけど。
黄龍で最も美しいのは、一番奥の五彩池。
私たちの場合、ロープウェーを降りてから黄龍古寺まで約1時間かかりました。
五彩池をぐるっと一周するのが30分~40分くらい。
さらに、黄龍古寺から右下の入り口まで下ってくるのに2時間弱。
写真も撮るので、全部で4時間くらいかな。
ロープウェーを降りると、富士山の八合目くらいにいきなり着いたことになる。
水を飲みながら、気休めに酸素を吸いながら、ゆっくり登る。
酸素缶は、九寨溝ではほとんど必要ないので、黄龍で全部吸っていいと思う。
下方に見えてきたのは、黄龍中寺でしょうか。
ゆるやかな登りで、木道もよく整備され歩きやすい。途中で酸素を吸えるところもある。
ただ、前日の寝不足がつらい……。
おお……やっと黄龍古寺に……。ゼィゼィ。
五彩池はこの後ろ側に広がっています。
木道を進んでいくと、突然、こんな景色が!
疲れも忘れますね。
本当に龍のうろこみたい!
展望台もちゃんと作られています。
もちろん、みんな大はしゃぎ。
中国国内の方々はキメキメポーズで写真を撮っています。
中国の女子たちは、歩いているときは不機嫌そうな顔なのに(まあ、登りだから疲れるよね)、カメラの前では急にポーズも表情も女優さんのように変貌。単に「ピース」するだけじゃありません。
「Kappa」のマークみたいに男女で背中あわせに座って、それぞれポーズをとっていたりします。正直、混んでいると邪魔ですが……。
中国では、風景写真はあまり撮らないのかな。自分が写っている写真でないと意味がないのですかね。「私はこんな(すごい)ところに行ってきたんだよ!」ということが一目で分からないといけないのかもしれません。
男性が女性の壊れたバッグの紐を一生懸命直している中国人カップルも見かけました。女性は横に座ってただただ不機嫌そうな顔をしてた(笑)。今は女性のほうが数が少ないので大事にされてるのかな? なんて思った。
この日は曇りだったので、水面は淡い水色に見えました(晴れると濃い色になるらしい)。
本当に、バスクリンを溶かしたような色。
背後は山になっています。
何だか写真が多くなってきたから、次のページに行きます。
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