という、ドゥッガ遺跡。
午前中にケロアンを出発して、途中車がパンクしたり、トイレに行きたくなって街の食堂のおそろしく汚い(と私たちには見える・・・)トイレに寄ったりして、3時間以上かかってたどり着いた。
ガイドブックによるとドゥッガは紀元前2000年からあった街で、最初はヌミディア人が住んでた。
それからカルタゴ、ローマと支配者は移ったが、紀元2~4世紀に繁栄をきわめ、1万人が暮らしていたらしい。
しかし、まずは腹ごしらえ。
もう午後2時くらいだし。
クスクス入り?スープ
輪切りネギが、こんなにいっぱい…!
あまり辛くなかったけど。
いのしし肉のロティ。
現地の人は食べないらしい。
さて、お腹もいっぱいになったし、遺跡に……。
今は乾燥した大地に、オリーブ畑が続くこのあたり、当時は豊かな穀倉地帯だったらしい。ドゥッガは、チュニジアで最も規模が大きく、保存状態のよいローマ遺跡のひとつ。
ローマの都市には必ずある「神殿」「広場」「劇場」「浴場」などがある。「娼婦の館」もある。
入り口を入ってすぐのところにりっぱな劇場があるけど、それは最後に見ることにして、街道を降りて行く。
とにかく、すごく広い。
田舎だからこれだけ残っていたのね。
劇場からフォルム(広場)に向かう途中、
右手(貯水場とかミネルヴァ神殿)
を眺めたもの。この方角は結局全然行けなかった。
街
道に残る、2000年前の馬車のわだちの跡(!)
神殿が見えてきた。
神殿の手前にある「風の広場」。
床に星座宮みたいな風の方角?が描いてある。
風の広場。
手前に「マーケット」がある。
左側に神殿(キャピトル)がある。
鳩の彫像?の上にとまる鳩。
コリント式の円柱。
なかなか荘厳。
内側から見たところ。
神殿の向かって左は、「フォルム」というオープンスペース。
キャピトルを後に、テルス神殿などのほうに降りていく。
こりゃ、街だなぁ。
ぽつんと見える塔は、「リビコ・プュニック廟」。
ヌミディア時代のめずらしい建造物。
たぶん、リキニアの浴場のあたり。
蒸気が通る道を人間が登ってたどり着いた。
小さな運動場もある。
羊とペーター(仮名)が通りかかった!
兄弟で羊を追ってる。
「トリフォリウムの家」という公営の娼館。
「トリフォリウムの家」へは、隣の「キクプロスの浴場」から
こっそり行けるようになっていた。
これは「キクプロスの浴場」のトイレ。
それぞれの穴にみんなが座って…。
トイレ…。
最後に入り口の横の劇場に駆け上って写真を撮る。
とにかくすべてを急がなければならない…。
このドゥッガ遺跡は、人生で機会があればもう一度くらい行ってもいいかも。
もっと天候がいいときに、ゆっくり見て回りたい。
何しろ、このとき、天候が崩れつつあったうえ、遺跡は丘のてっぺんにあり、ものすごい風が吹いていて、ひたすら寒かった。頭に巻きつけるものがないと、寒くて耐えられないくらいだった。
さて、この日はチュニスに戻ってきて泊るので、またバスへ。
今晩寝ると、明日は午後飛行機で帰らないといけない……。
次の記事は、チュニスと、カルタゴ です。
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