最近、日本のBunkamuraでも上演されていた、『蔵謎(クラナゾ)』。
直訳すると、チベット(西蔵)の神秘、という意味だとか。
(公式サイトで動画も見ることができます)
ちなみに、シェラトン九寨溝のバイキングの夕食は快適。ラムチョップが美味しかった。
ヤン・リーピンという世界でも有名な踊り手さんがプロデュース。
本人は出てきませんでしたが、出演者は迫力があって、とてもよかったです。ちなみに3900円。
九寨溝には、ホテル付属の劇場などたくさんあるものの、どこもガラガラで、
この『蔵謎(クラナゾ)』の劇場だけが、連日満員だそうです。
確かに、ものすごい混雑でした。
九寨溝があれだけ混んでいたのだから、その何割かがここに来ていると思えば納得。
通路にまでびっしり椅子が置かれていた。
その人たちの頭が高くて、ちょっと舞台が見えなかった……。
その人たちの頭が高くて、ちょっと舞台が見えなかった……。
そのうえ、劇が始まっても、自分の席を見つけられない人がたくさんいて、
座っている人のことなんて考えずに、帽子なんかかぶったまま、ウロウロ、ウロウロ。
かと思えば、チケットと違う席にちゃっかり座っていたため、係員と口論になる人も。
もう~~~~ほんっとに辟易しました(>_<)。
私は軟弱だったけど、他の人が「座って!見えないでしょ!」と言ってくれました……。
撮影について言えば、写真はフラッシュを焚かなければ結構OKでした。
動画はNGだとか。緑色のレーザーポインターがカメラの液晶にしつこく当たるのが、「止めろ止めろ」という合図みたいです。でも平然と撮影を続けていた人もいたけどね……。
菩薩舞は、優雅な動き。
日本公演では、ここをヤン・リーピン本人が躍ったみたい。
色とりどりの民族衣装にも目を奪われました。
民族舞踏がたくさん差し挟まれているものの、全体のストーリーは、一人のおばあさんが子ヤギを連れてラサに五体投地しながら巡礼の旅に出る、というものです。
おばあさんは、吹雪の夜に子ヤギに着物をかけてあげて、自分は凍死してしまう。
そして、次々に現れる幻想的なチベットの神々の前で審判(?)を受ける。
ここらへんの舞台演出が、ものすごかった。
銀河の中を、鳥の顔で翼をつけた神様(チベットの鳥葬と関係があるらしい)に先導されて渡るシーンなんて、とても幻想的でした。
子ヤギは本当に本物! かわいい!
結局、巡礼の途中で死んだ者は天国に行けることになり、めでたし、めでたし。
最後に男の子が子ヤギを連れてあらわれ、
おばあさんの生まれ変わりということが暗示されます。
チベット仏教といえば「チベットの死者の書」。輪廻転生の伝説がある土地ですもんね~。
動画はダメと言われつつ、ほんの少しだけ撮ってみた私……。
袖の長い衣装の男女の踊り、(動画にはないけど)最後がエロティックだったような!?
袖の長い衣装の男女の踊り、(動画にはないけど)最後がエロティックだったような!?
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