2013年2月3日日曜日

雨のよく降る冬のポルトガルに行ってきました ~('13年1月)

お正月明け、ポルトガルに行ってきました。


オビドスの入り口にあるアズレージョ

私は昨年のクロアチア、スロヴェニアに続き、二度目のヨーロッパ。普通ヨーロッパといえば、フランス、イタリアあたりを振り出しにする所ですが(あるいはイギリス、ドイツ、ギリシャ、スペインなど)、私は最初が旧ユーゴスラビア、今回がポルトガルになりました。もちろん連れて行ってもらえるのに、何の不満がありましょう。感謝して荷造りするのみです。

いつか、フランスとかイタリアにも、行ってみたいなあ……。




などと、ぼんやり考えながら、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)に乗り込みます。機内食には、毎食ミルクティー用のミルクがたっぷりついてきます。デザートのタルトやチョコレートケーキは、こってり甘めです。

BAのくせに、期待していた『007 スカイフォール』はやってませんでしたが、映画を六本観ました。一番良かったのは、Twitterにも書いたとおり、『メン・イン・ブラック3』

早朝のマカロニグラタンとコーヒー。んまーい

『96時間 リベンジ』、『トータル・リコール』、『ダークナイト・ライジング』、『アメージング・スパイダーマン』、『踊る大捜査線 FINAL』は、「これは、ないな(現実とはまるきり別物の世界)と素直に思える普通の映画でしたが、『MIB3』だけはなぜか、今、私たちがいる現実と地続きな気がしてしまうのです。不思議なことに「いちばんリアルに感じられる物語」と、旦那とも意見が一致。

「時間の柔軟性」「真実を語る」などの細部が、未来を先取りしてします。メドベージェフ氏がジョークですすめたこともありましたっけ。参考)「宇宙人は存在する」=ロシア首相が発言、ネットで物議(時事ドットコム)


お昼頃成田を発って、12時間40分かけて現地時間15時のロンドンに到着。ポルトガルは直行便が無いのです。

ヒースロー空港の乗り継ぎは最悪とネットにありますが、バスに乗り、人の多い、検査が厳しい、空の見えない、微妙に古くさいトランジットエリアで4時間寝ていたら、くたびれました。映画の見過ぎで一睡もしていないというのもあるけど(それが原因か)。初めてラウンジが欲しくなりました。

同じ会社の別のツアーは、ルフトハンザを利用して、ザル同然という検査の甘いフランクフルト空港経由、トランジットの待ち時間が7時間だったので、フランクフルト市内の無料観光がついたとか。あ……れ? そっちのほうが良くないですか。


ともかく、現地時間の深夜リスボンに着き、VIPズーリケというホテルに倒れ込んで寝ます。
翌朝、部屋のカーテンを開けると、えらい微妙な曇り空……。

ポルトガルの冬は、雨期です。気温は東京より暖かいのですが、サーッと降る通り雨がすごく多い。降ったり晴れたりを一日に何度も繰り返し、最後まで不安定な天候でした。

まあ、いいか……。っていうか、しょうがない。
とりあえず、ポルトガルの真ん中あたりにあるトマールの街に向かいます。

トマール ポルトガル最大のキリスト修道院

おっと、いきなり一番いい写真を出してしまった……。外観の陰鬱さ(←天候のためで、建物のせいではありません)から順番にいきます。


駐車場が工事中だったので、途中から歩いていきました。門の上に鍵穴のような穴が開いているのは意味があるんでしょうね、多分ね。


聖堂が見えてきました! 
たわわに実をつけるオレンジの木と一緒に撮ってみますが、陰鬱さはあまり変わりません。


南門です。リスボンのジェロニモス修道院と同じ建築家(カスティーリョ)が建造。


小雨が降っているので、傘をさしています。一眼レフが撮りにくい。


テンプル騎士団聖堂の脇を通って、建物の中に入ります。
この牢獄みたいな塔の中が、あんなに綺麗だったなんて!


昔の聖堂の入り口が、窓になっていました。


天井には当時の壁画が残って……いや、かなり剥落しています。


壁面の腰あたりまでアズレージョで飾られた回廊に出ました。沐浴の回廊だったかな。


中庭の真ん中に井戸があります。


柑橘系の木が植えられた小さな中庭に出ました。墓の回廊だったかな。


周りにある沢山の小部屋はお墓。


壁のアズレージョが綺麗です。


いちばん豪華な小部屋(?)の天井。



航海王国ポルトガルの自負、地球儀に似た絵柄があります。

その上の赤いのは、テンプル騎士団の十字架。
……騎士団? ここは修道院ですよね?  次の記事は、そのテンプル騎士団聖堂です。


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